こちらの公演は終了いたしました。

2005年の俳優座劇場での初演から13年。斎藤憐氏の最初で最後の自伝的作品。

あらすじ

昭和二十年、敗戦の年の十二月。この年は、半世紀に一度の大凶作だった。
信州、松本近郊の里山辺の丘陵地にある庄屋・望月多聞はこの地の村長であり、名士であった。敗戦、食糧難などの事情で望月家の子どもたちやその家族が帰郷してくる。しかし望月家の後継ぎである次男・二郎はまだ戦地から帰還していない。やがて農地改革の波がこの地にも押し寄せてきた。農地改革や教職追放などでおびえる男たち。女たちはそんな男をしり目に黙々と農作業に精を出して、働いていた。そして一年が過ぎた―――。

舞台写真

キャスト